大人の受け口の治療方法
下あごの成長は身長の成長(骨格の成長)と関係しています。そのため、体格の良いスポーツ選手には反対咬合の方がよく見受けられます。 また、テレビを見ていると、受け口の有名人がときどき出てきます。下あごが多少大きくともそれを個性と捉えることもできますので、普段の生活やかみ合わせに特に支障を感じない場合には無理に治療をすることもないでしょう。
受け口(反対咬合)骨格不正以外の原因
日々のくせ
誰しも何かしらの「くせ」はあるものですが、くせも積み重なると骨格や筋肉に影響を与えます。 舌で歯を押すくせは不正咬合を引き起こしやすくなります。また、幼少時に「おしゃぶり」のくせがあった方も受け口などの不正咬合になりやすい傾向にあります。
骨格に問題がある場合も大きいので、外科矯正も視野に入れます。
歯並びの乱れ
歯の並びががたがたの「叢生(乱杭歯)」が原因で、下の歯が部分的に上の歯の外に出ている「反対咬合」の症状もあります。こちらは、歯を整列させるスペースが確保できるのであれば、抜歯の必要はありません。
口呼吸
口呼吸はさまざまな不正咬合を引き起こす悪い「くせ」です。歯並びやかみ合わせの乱れも引き起こしますが、 逆に口呼吸が原因で不正咬合になっている場合もあります。悪癖を見つけ正していくことも、きれいな歯並びへの第一歩です。