
矯正治療の抜歯について
できる限り歯を残す矯正
従来の矯正では、抜歯矯正が一般的であり、重なり合った歯が動くスペースを確保するため、
多くの場合小臼歯(前から4番目または5番目の歯)を抜いて矯正治療を行っていました。
しかしながら、それぞれの歯には各役割があり、それらの歯が欠けてしまうと、顎や他の歯への負担が増えるなどのデメリットも生じてきます。矯正のため行う抜歯では、もちろんそうしたことへ最大限配慮しますが、近年では抜歯を避けた矯正治療も症状によっては可能になってきています。

ベストな治療をめざして
ただし、治療に際して歯を全く抜かないという訳ではなく、あごが小さいために十分なスペースが確保できない場合や、治療結果に悪影響を及ぼす可能性のある親知らずは、必要に応じて抜歯を行っていきます。
抜歯を最小限にして効果的に治療ができる
マウスピース型矯正

シミュレーションにより
治療結果を確認
マウスピース型矯正の治療ではコンピューターによって歯の動きをシミュレーションしたうえでマウスピースを作成します。非抜歯治療ですと、「思ったように歯列を下げることができない」、「治療を終えてみたらイメージと違う」、といったトラブルにもつながる可能性がないとは言えません。けれども、治療前にシミュレーションを行うので、患者さまとのコミュニケーションを正確に取ることができます。
抜歯はしたくないけれど、矯正治療結果も気になる患者さんは、まずは非抜歯治療が可能かどうか、非抜歯矯正を行った場合にはどのような歯並びになるかを確認したうえで治療を決めることができます。
矯正には抜歯が必要?
現代人のあごの骨は、親知らずを除いた28本がやっと入る大きさだと言われています。そのため、親知らずは噛み合わせの悪化や治療の妨げを引き起こすことが多く、現代人にとってはトラブルの元でもあります。
そこで、親知らずに関してはその状態によって抜歯を行うことがあります。比較的問題なく生えている親知らずであれば、抜歯後そのスペースを利用して歯列を下げていくことも可能です。
とはいえ、治療前に精密検査を行い抜歯が必要かどうかを確認していきますので、ご安心ください。